Osterferienが始まりました!大学も語学学校も2週間お休みです、嬉しい!2月中は暇でやることがないと憂鬱になっていたのですが、最近はだいぶ本来の自分(一人大好き、ぐうたら)に戻ってきた気がします。
そんなわけで2週間ぶりに立ち見でペーテル・エトヴェシュの『三人姉妹』を観てきました。授業が17:00まであって並ぶのが遅くなってしまったので、後ろの席でも比較的よく見える(と思われる)Galerieにしました。いつもは席を取ってクロークに荷物を預けたあとは椅子に座ってぼんやりしているのですが今日は少しだけ探検をしてきたので、そのことを書こうと思います。
立ち見の待機列、開演80分前のチケット販売までここで待ちます。2枚目右奥が窓口です。左の方に別に並んでいるのは立ち見優先券を持った方々。
チケットを購入したらParterre、Balkon、Galerieに分かれてそれぞれ並びます。少しすると係員に席まで誘導されるので、マフラーやスカーフを巻きつけたら席の確保は終了です。走ったりする必要は全く無いです。
Galerieのクローク。立ち見も一般席も同じで、料金は無料です。
Galerieの席がある一番上の階は吹き抜けの更に上の階にあるので吹き抜けには面していません。吹き抜けの真上のスペースはクロークと広間になっています。
そして今日初めて知ったのですが、建物正面のテラスに出ることが出来ます!とても良い景色なのでおすすめです!ほとんど人がいないので独り占め出来ます。一番好きな場所になったかもしれません。
次は一つ下のBalkonの階、ここは吹き抜けの最上階です。
オペラ座の吹き抜け部分は階ごとに天井も全く違うのですが、一番上の階は一番簡素です。吹き抜け以外の階段部分も簡素な造りなので、最初は あれ、なんか思ってたのと違うぞ…?ってなるかもしれないです。
もう一つ下の階にはゲルストナーというカフェがドリンクや軽食を提供しているスペースがあります。
ここは立ち見の服装では入れないので入口だけこっそり撮りました。
吹き抜け部分の彫刻もこの階にあります。照明は簡素ですが天井には模様が描かれています。個人的にはこの階の天井が一番好きです。
一番下の階は入口を入ってすぐ吹き抜けになっています。立ち見の入口は一般席とは違う場所なのでちらっと横を通るだけになってしまいますがクロークに荷物を預けたあとたっぷり時間があるので、思う存分見ることが出来ます。
一階の天井は、私が当初持っていたオペラ座のイメージに一番近いかなと思います。
ちなみに舞台の客席部分の天井はとてもシンプルなシャンデリアです。
Balkonで2回、Galerieで2回観た感想なのですが、私はBalkonの方が良いかなと思います。主な理由は、
- 舞台に近い
- オーケストラ(特に指揮者)がよく見える
の2つです。Galerieだと歌手やダンサーの顔や表情は中々見えません。それからオーケストラの大部分と、指揮者も見えないことが多いです。この2つが致命的な欠点です。
ただBalkonは中央寄りの良い席でないと舞台が見切れてしまいますが、Galerieの場合はほとんどの席から(2列目になってしまっても)舞台全体を見ることができるので、並ぶのが遅くなってしまった時などはGalerieの方が良いと思います。またオペラの場合、歌手は舞台の中央・前方で歌うことが多いですが、バレエだと舞台全体を使うので、奥に行ってしまうとBalkonからは角度によって動作が全然見えない時があります。こういったことを踏まえるとやはりParterreが一番良いのだろうと思います。
なんだか最近オペラ座のことばっかり書いている気がしますが、要するにオペラ座が好きなのです。オペラ座の建物も好きだし、大好きで素敵な建物の中でオペラやバレエを見ている時だけは心からウィーンに来て良かったなって思えます。明後日は『海賊』の世界初演なのでとっても楽しみです!早く行って良い席を確保出来るように頑張ります。