Tagebuch einer Katze

とある猫の日記

引っ越し

突然ですが、先月引っ越しをしました。引っ越ししてみたいなあとはぼんやり思いつつ実際には面倒なので全然するつもりもなかったのですが、結局引っ越したのでその時のことと、前の寮と今の寮を比較して思うところを書こうと思います。

 

 

事の始まりは4月中旬、寮の管理会社から1通のメールが届きました。なんでも今年の9月から管理会社間の契約変更があって前の寮の部屋を斡旋出来なくなるので、申し訳ないが8月分の管理費はおまけするから他の寮に引っ越してくれとのこと…前の寮はOeADとは別の管理会社が運営していて、私はOeADの斡旋でそこの部屋に住んでいました。

それにしてもなんで今年このタイミングで変わるのか…前の寮は交通の便も割と良くて、パーティ禁止だから静かだし、日当たりも良いし、結構気に入ってたから悲しかったです…つらい。

 
しかも最初に提示された引っ越し先が前の家賃より€100も高いところで…よくよく見たらすごい広いしバルコニー付きだし、カフェマシーンとか食洗機とかも付いてて、おまけにゲストが泊まる時はエクストラベッドも貸してくれるらしい…いや、そんなの要らないし家賃€600ってそれだけで月々の奨学金無くなるんですけれども…あとその学生寮は西駅の近くなのですが、私は西駅があまり好きではなく…電車の音うるさそうだし、あの辺りって何となく荒廃した感じの雰囲気で物悲しくなってくるんです(西駅の近くに住んでいる方がいたらごめんなさい)
 
そんなわけで家賃が高すぎるので他のところを探して欲しいとお願いし、色々ありましたが結局前の寮の隣駅近くにある寮に引っ越しました。最初からそこを提示してくれれば良かったのに…引っ越しの機会があったらチャレンジしたいとか前に書いた気がするけど、ただただ面倒くさかったです。ほんのちょっとだけ家賃が安くなったのでそこは良しとします。
 
まず引っ越し先は調理器具はもちろん食器が全く無かったのであと5ヶ月なのに新しく買い揃える羽目になりました。おまけに枕は汗じみだらけでマットレスも埃と髪の毛だらけ… 枕はIKEAで新しいのを買いましたが、マットレスはどうしようもないのでシーツの下に同じくIKEAにあったマットレスカバーをつけてます… こういうの本当に勘弁して欲しいです。
 
前の寮と違うところは結構あって、まず部屋の清掃の頻度。前の寮は週に一度掃除のおばさんが部屋の中に入って床のモップがけやゴミ捨てはもちろんキッチン、シャワー、トイレ掃除にトイレットペーパーの補充までしてくれました。公共スペースや洗濯機は毎日掃除していたのでいつも綺麗で、ごみもきちんと分別されていました。
反対に新しい寮は部屋の清掃は2ヶ月に1回で、洗濯機の前はこぼれた洗剤でぐっちゃぐちゃだったり、ごみ捨て場もいつも散らかってひどい状態です。更に廊下とごみ捨て場の間にドアがひとつしかないので、近くに行くと悪臭がすることも…前の寮は管理人がすごいきちっとしていて、お知らせの貼り紙とかもきっちりまっすぐ四隅を留めるタイプの人だったのですが、最初はあまりの違いに愕然としました。
 
あとは洗濯の値段。前の寮は洗濯機と乾燥機がそれぞれ別で1回€1でしたが、今の寮は洗濯機が1回€2で乾燥機は無料です。それから前の寮では事務室でQuickkarteという洗濯する時に必要なプリペイドカードを売っていたのですが、今の寮はどこで手に入るのか何も教えてくれませんでした。実際に1回短期で来ている留学生の子がお金を支払えず困っているところに遭遇したこともあります。今の寮は何かと説明不足のことが多くて、未だによくわからないことが多いです。
 
実際に住んでみないとこういう寮の内情はわからないのですが、要するに管理会社によって何もかも全然違いますし、さらに同じ管理会社でも寮ごとに全く異なっています。
そして今回の引っ越しで何が一番大変だったかというと、荷物の移動です。半年も暮らしていると結構ものが増えていてびっくりしました。出来る限り他人を部屋に入れたくない人なので誰の助けも借りずに全部ひとりで運びましたが、結局10往復以上する羽目に… 地下鉄1駅しか離れていないとはいえ地獄でした。
 
もしもこれから引っ越しをしようと考えている方がいたら、本当に必要な引っ越しなのか今一度考え直した方が良いと思います。そしてもし引っ越しをするなら、絶対誰かに助けてもらいましょう。絶対ですよ!