Tagebuch einer Katze

とある猫の日記

ウィーンの公共交通機関

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今回は単純そうで意外とわかりにくい、ウィーンの公共交通機関について書こうと思います。

 

Wiener Linien 公式サイト:

www.wienerlinien.at

 

OeBB 公式サイト:

www.oebb.at

 

まずウィーンで利用できる公共交通機関は、

  • U-Bahn(地下鉄)…U+数字で表される。U1U2U3U4U6の全5路線。
  • Straßenbahn(路面電車)…数字のみで表される(D、Oのみ例外)。全29路線。
  • Bus(バス)…数字+AまたはBで表される(67E、106のみ例外)。
  • S-Bahn(近郊列車)…S+数字で表される。全10路線。上図では水色の線。
  • Regionalzug(中距離列車)…普通列車はR、快速列車はREXと省略される。
  • Fernzug(長距離列車)…Railjet(RJ)、Intercity-Express(ICE)、EuroCity(EC)、InterCity(IC)など。
  • CAT(City Airport Train)…Wien Mitte~空港間をノンストップで結ぶ特急列車。上図では黒色の細い線。
  • Lokalbahn(Badner Bahn : バーデン線)…ウィーン(Wien Oper)~バーデン間を結ぶ路面電車。上図では紺色の細い線。
  • Regionalbus (中距離バス)…空港と市内を結ぶバスなど。
  • Fernbus(長距離バス)…他の都市や国外行きの路線など。

に分けることが出来ます。

 

  • U-Bahn(地下鉄)

U-Bahnというのは地下鉄のことで、路線はU+数字で表されます。現在はU1U2U3U4U6の5路線が運行しています。2017年には新線・U5も開通する予定で、接続が良くなると思います。地下鉄の駅の入口には青いUという看板があり、ガイドブックなどでもきちんと説明されているので一番わかりやすい交通手段です。私が初めてウィーンに来た時も、地下鉄以外の交通機関は利用しませんでした。ホームへの降り口にオレンジの柵と青い刻印機があり、検札の時はそこに駅員がずらっと並んでいます。逃げると追いかけられて通報されます。観光客も容赦なく取り締まるので、無賃乗車は絶対やめましょう。

 

Straßenbahn(路面電車)は、DとOを除いて数字のみで路線が表されます。路面電車は地下に降りる必要が無く、徒歩とほぼ同じ視点で風景を眺めることが出来るので一番好きな交通手段なのですが、路線図が膨大すぎてガイドブックにはほぼ情報が載っていません。

 

http://www.elkhazen.org/vienna/uploaded_images/largemap-tram-790915.png

こちらが路面電車の全路線図ですが、複雑でとっっってもわかりにくいです。おまけに同じ名前の駅でも路線によって全然違うところに停留所があったり、迷うことも少なくありません。なのでよくわからなかったら下手に路面電車に乗って全然違う方に行ったり悩んだりしているよりも、地図を見ながら歩いてしまった方が早いです。一番前の車両にオレンジの券売機がありそこでも乗車券を買うことが出来ますが、小銭しか使えません。

 

  • Bus(バス)

バスの路線は基本的に数字+AまたはBで表されます。バスは路面電車以上に路線が多いですが、あまり使うことはないと思います。路面電車の通れない狭い路地や、地下鉄や路面電車の終点からさらに先を運行していることが多いです。13AではNeubaugasseという停留所が3つ連続であったりと少し不親切。

 

以上3つの交通手段はウィーン市内のKernzoneというゾーン内のみを移動する交通手段なので、ウィーンカードや24時間券などをはじめとする時間内乗り放題券や定期券があれば自由に乗り降りできます。

 

ここで一度ゾーンについて説明したいと思います。

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この画像を見て頂ければわかる通り、"Wien100"という背景の白い部分を中心に周辺へとゾーンが広がっています。この白い背景のゾーンが先ほど言ったKernzoneという乗り放題券で自由に乗り降りできる範囲です。

 

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これは中心部をさらに拡大したものです。例えば、S-BahnでFlughafen Wien(空港)に行くとします。乗り放題券や定期券を持っている場合、白背景の範囲内分の料金は払う必要がないので境界=Schwechatから空港までの切符のみが新たに必要となります。

同じくバーデン線でBadenやVösendorf SCS(ショッピングセンター)に行きたいときは、境界のVösendorf-Siebenhirtenからの切符のみを買えば良いということです。

 

  • S-Bahn(近郊列車)

S-BahnはS+数字で表される路線で、ウィーンと近郊の町を繋いでいます。S7は空港を通っているので使う人が多いと思います。S7は古い車両が多く入口に高い段差があるので、トランクを持って上り下りするのは少し大変です。全て二等席で、Kernzone外に出るときは乗り放題券と別に切符を購入する必要があります。切符を刻印する必要はありません。

 

  • Regionalzug(中距離列車)

普通列車はR、快速列車はREXと省略されます。全て二等席で、S-Bahnと同じくKernzone外に出るときは切符が必要です。刻印も不要。

 

  • Fernzug(長距離列車)

Railjet(RJ)、Intercity-Express(ICE)、EuroCity(EC)、InterCity(IC)など種類がたくさんありますが、国外とも接続される新幹線のようなものと考えるとわかりやすいと思います。一等車と二等車があり、一等車に乗るには追加料金が必要です。EuroNight(EN)やCity Night Line(CNL)など夜行列車もあります。刻印は不要で基本的には乗車後に検札がありますが、ない時もあります。途中駅から乗った時などはそのままスルーされることも多いです。

 

  • CAT(City Airport Train)

Wien Mitte~空港間をノンストップで繋ぐ特急列車。特急と言ってもS7と同じ線路をただノンストップで走るだけなのでほんの少し早いというだけですが、料金は跳ね上がって片道€11です。その代わりホームも別で乗車口の段差はなく、Wi-Fiもあります。S7とCATはそれぞれ30分おきの運行で、15分毎にS7とCATが交互に走っています。

www.cityairporttrain.com

 

  • Wiener Lokalbahn(Badner Bahn : バーデン線)

オペラ座前の停留所(Wien Oper)からバーデン間を結ぶ路面電車。途中VösendorfというところにはIKEAのあるショッピングセンター(SCS)もあります。バーデンまではS-Bahnでも行くことができ、料金は同じですが所要時間はS-Bahnだと30分弱なのに対してバーデン線だと1時間以上かかります。S-Bahnからはワイン畑が良く見えるので、バーデンに行く時は行きと帰りと違う線に乗るのがおすすめです。

www.wlb.at

 

  • Regionalbus (中距離バス)

空港行きのバスなど。あちこちから様々な運営会社がバスを走らせているようです。今まで一度も利用したことがないので、よくわかりません。

 

 

  • Fernbus(長距離バス)

他の都市や国外へも行く様々な路線があります。Erdbergのバスターミナルや、西駅周辺から出るバスが多いです。行先によっては電車より早く安く行けることも結構あります。

一度グラーツへ行くのに利用したことがありますが二階建てのとても大きなバスで、景色がとてもよく見え快適でした。

meinfernbus.de

 

私は普段地下鉄と路面電車を使うことが多いですが、本数も多く長くても5分待てば次の電車が来るのでやはり地下鉄が一番便利かなと思います。路面電車は好きですが停留所が多く、その分時間もかかるし遅れることが多いです。なので大学の近くでないなら、地下鉄の駅の近くの寮を選ぶのが無難というのが個人的な考えです。旅行で滞在する時も地下鉄の駅の近くのホテルなら大体どこへいくにも便利だし、わかりやすいので迷うこともないと思います。

そしてもしも迷子になってしまったらとりあえず地下鉄の駅を目指すと良いです。もし見つからなかったら路面電車やバスの停留所でもいいので、見つかったら地下鉄と交わる停留所(停留所の名前の後にUというマークがくっついています)まで乗って行きましょう。地下鉄の駅に辿り着きさえすれば何とかなります。

 

それから時間制の乗車券ですが、72時間券より1週間券のほうが安いという罠が仕掛けられています(ただし1週間券は月曜日から日曜日までの1週間しか使用できません)。自分の滞在期間と切符の種類・値段をよく見て確認して、どれが一番お得かきちんと確認してから買いましょう…!