お久しぶりです。無事就活が終わりまして、調子の悪かったパソコンも買い替えたので頑張って更新します。よろしくお願いします。
*2日目 晴れ
朝起きてホテルの部屋のカーテンを開けると、灰色の光が差し込んできたので「あー…やっぱり天気微妙だ…」とがっかりしたのですが、よくよく見てみるとそこは中庭で、建物に囲まれた小さな空は晴天でした。語学学校のクラスメイトにポルトガル出身の人がいて、「12月にポルトガルへ行こうと思ってるんだよね!」と言ったら、「12月はたぶん雨だよ」と言われて諦めていたので、嬉しかったです。
ホテルを出て前日の夜に少しだけ散策したフィゲイラ広場を見てみると、昼間は全く雰囲気が違いました。
路面電車とサン・ジョルジェ城
こっちはロシオ広場。正確にはドン・ペドロ4世(=初代ブラジル国王、中央の円柱の一番上にいる人)広場と言うらしい。この時はちょうどクリスマスマーケットをやっていました。
やたら鳥に好かれている像
まず最初はロシオ広場から、カルモ通りを通ってカルモ教会へ向かいます。
カルモ教会はこの写真の左上にある、1389年に建てられたのち1755年のリスボン大地震で崩れてしまった教会です。
崩れてしまったところはそのまま保存されていて、ところどころ来場者が見やすいように整理させてある他、奥の建物は考古学博物館になっています。
教会の廃墟は、スウェーデンのゴットランド島のヴィズビィに行った時にもたくさん見ましたが、ヴィズビィの教会は人々に放棄されて朽ちてしまったのに対して、このカルモ教会は町の活気ある中心部に今もありながらかつて地震で倒壊してしまったということで、全く経緯が異なっています。でももし東京で地震が起きて大きな由緒あるお寺が倒壊してしまっても、きっとそのまま放置するなんて無いんじゃないかなあと思って、少し不思議な気持ちになりました。
ポルトガルの路地裏もどこも素敵でした。アズレージョというそうなのですが、外壁などに使用されているタイルがとてもかわいいです。
次に来たのは、サン・ロケ教会です。天正遣欧少年使節が一か月ほど滞在したところということで、わくわく。
残念ながらイベントか何かの準備をしているようで祭壇を見ることができなかったのですが、ここの教会は天井が木で出来ていて、おもしろかったです。
リスボンは見たいところがたくさんあるので、どんどん行きます。
坂をずんずん下ります。
カモンイス広場
カモンイス広場にぶつかったら右に曲がって、もう少し歩きます。
途中で素敵な路地を発見して、テンションが上がりました。
そしてビッカのケーブルカーに到着しました。
リスボンといえばやっぱりここですね!
ビッカのケーブルカー
テレビとかでよく見るところです。リスボンカードがあれば無料で乗れます。
最初は私も乗るつもりだったのですが、線路の上に車停まってるし運転手さんも見つからないししばらく動かなそうだったので、結局歩いて下りました。
下り途中の路地。住民らしき人の、なんでこんなところを写真に撮ってるんだろう…?という視線が刺さりました。
歩いても5分くらいの距離で、あっという間です。
下から見るとこんな感じ。
ちなみに下側の入り口はここです。知らなければ絶対ただの家としか思えない…
そこからまた少しだけ歩いて、リベイラ市場へ向かいました。
中に入ると昔ながらの市場らしい部分と、このような一般客向けのスペースが両方ありました。中央が自由に飲み食い出来るところで、その周りをぐるっとお店が囲んでいます。何か食べようかとも思ったのですが、時間がなかったので次へ!
リベイラ市場の前の通りを走る、市電15番に乗ります。リスボンの路面電車は初めてだったので楽しみに待っていると、観光客でほぼ満員でした。そしてここで事件が!なんと目の前でスリが起きました。被害に遭ったのは、小さなリュックを背負ったまま椅子に座っていた観光客の女性で、犯人はあっという間に路面電車を降りて逃げて行ってしまいました。そしてこの路面電車には警察官が2人乗り合わせていて、逃げた犯人に気づいた婦警さんに指摘されて初めて自分の財布が盗まれていることに気づいて、被害女性はショックを受けていました。今まで犯罪と全く無縁だったので、本当にこんなことあるんだ…と愕然として、私も気を付けようと思いました。
そして路面電車に乗っていたら、目的地の2つ手前の停留所付近で急に停車してしまいました。車内アナウンスで降車するよう言われたので降りてみると、前を走っていた他の路面電車が乗用車と交通事故を起こしていたようで、事故を起こした路面電車の運転席のガラスが全部割れていました… 仕方がないので、歩いて先に行きます。
ここはどこなのか結局わかりませんでした。
とりあえずテージョ川の川岸に出ました。奥にあるのが4月25日橋で、ここは反対側に渡るためのフェリー乗り場でした。
4月25日橋
右に建っている像はリオデジャネイロにある例の像を真似して作ったクリスト・レイです。
しばらく歩いていくと、発見のモニュメントが見えてきました。
残念なことに修復中で何が何だかわかりませんでした…
ただ、このイラストは良かったです。色使いがポルトガルっぽい。
そのまま川岸を歩いていくと、世界遺産・ベレンの塔があります。早速中へ!
堡塁。大砲が展示してあります。
テラス部分
もう大西洋はすぐそこ。
次は上にのぼってみます。
階段がとても狭くて雰囲気がありました。
ここは3階の謁見の間。
テラス全景
4階も行ったのですが写真が無かったので、多分あまり心を打たれなかったのだろうと思います(小声)。というか、この時はジェロニモス修道院に早く行きたかったのです。