Tagebuch einer Katze

とある猫の日記

みかんもどきどき

この間書いた、みかんっぽい見た目に騙されて買ったオレンジなのですが、とても消費できそうになかったのでジャムにすることに。そしてジャムが出来て瓶に詰めようとした際に事件が。
レシピに「ジャムを入れる前に熱湯消毒する」と書いてあったので馬鹿な私は左手で瓶を持ったままそこに一気に熱湯を注ぎました。当然瓶は割れます。私は左手の手のひらで熱湯を受け止めることとなったのでした…
流水で冷やしていないとものすごい激痛なのでこれはまずいと思ってOSSMAの緊急ダイヤルに電話、最初は夜間の緊急外来に行こうと思っていたのですが電話口での通訳しかできないということで、結局次の日の午前中に日本語で診察してもらえる病院を予約して貰うことにしました。
そして今日の午前中、U6のJaegerstrasseから10分ほど歩いた所の、院長の奥様が日本人で通訳をして頂ける病院に行ってきました。とても親切にしていただいて、診察代もキャッシュレスでした。やけどがこんなに痛いとは思ってもなくて、本当に苦い経験になりました…以後は気をつけます…

ウィーンに来てからまだ2週間ですが、色々な日本人に会いました。日本屋の店員さん、日本大使館の職員さん、語学学校のクラスメイト、他大からの交換留学生、音大の留学生、独文科の博士の方、そして今日の病院の先生の奥様。親切な人も多いけどもちろんそうじゃない人もいて(今のところそうじゃない人の方が多い)、日本人だからって良い人とは限らないし簡単に信用しちゃいけないんだって思ってたけど、でも留学に来たんだから日本人とは絶対関わらないって言うんじゃなくて、せっかくこんな日本から遠く離れたところで同じ言語や文化を持つ人と会えたんだから、適度な距離を保ちながら良い関係を築きたいなと私は思います。
実は先日、長期滞在の日本人の知り合いが欲しくてとある飲み会に参加したのですが、他の日本人からは挨拶すら返して貰えなかったり、私が自己紹介しても向こうは何も言わないとか、目も合わせてもらえないとかそういうことがあって結構落ち込みました。その上「日本で"本当の"Germanistikが学べるのは私の大学だけだ」って私の目の前で平然と言われたり(実際その通りかもしれないとは思う)、文学なんてやってるの?っていう顔をされたり、その上ドイツ語も喋れないから会話にも入れなくて悲しいやら悔しいやら、ドイツ語が喋れなきゃここで人権は無いんだなとよくわかりました。中高ドイツ語を必死に勉強してたのも、カールクラウスを泣きながら訳してたのも、結局ドイツ語が喋れなければ何の意味もなくて、今までやってたこと全部無駄だったのかなと思うと死にたくなります。Germanistikを勉強してるのに「ゲーテなんてつまらないし読みたくない」って言っているのにもびっくりして、ああ…この人たちとは仲良くできない…って思ってしまいました。

ということでしばらくは他の人とは比較せずにのんびり頑張ろうと改めて決意しました(いつも結局ここに行き着く)。無理してJapanologieの人や他の日本人留学生と関わる必要も無いと思うので、飲み会とかも行きません!学生証を貰ったらもう少し図書館に行ったり、あとStaatsoperや楽友協会の立ち見も行きたいです。今日は気分転換にドイツ語版の聖☆おにいさんを買ってみたので、のんびり読みます。

その、みかんのような…

いちごに大分飽きてきてしまったので今日は新しい果物を買おうと思って、前々からみかんのようだなあと気になっていた "Clementinen"(一応原産国はスペインらしい) というのを試してみることに。

 
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1kgで€1.69でした
 
剥いてみると日本のみかんにとても似ています。が、食べてみると何か違う…みかんとオレンジを足して割ったみたいな…房の味がオレンジっぽく甘さは少し控えめです。(まだ早いのかな?)
 
最近ようやく気づいたのですが、わざわざ日本食材が売ってるお店に行かなくても普通のスーパーでも醤油が売っていました。私のよく行くLandstrasseのINTERSPARだと普通の醤油、たまり醤油、照り焼きのタレが売っています。(おそばとかも売っています)それから、カレー味の即席麺が結構美味しくて好きです。
ドレッシングはヨーグルトドレッシングが多くて以前旅行で来たときからずっと気になっていたので買ってみました。食べてみましたが私はあまり好きじゃないです…
 
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ヨーグルトドレッシング

 
そして昨日ようやく銀行口座のキャッシュカードが届きました。パスコード(4桁のPINコード、番号の指定はできない)が事前に郵送で既に届いているので、これでやっと使えます。家賃の振込とsimカードのチャージが出来る心の余裕…よかったです。またクレジットカードではないのですが、スーパーなどで現金を持っていなくてもこのカードで支払うことが出来るようです。
 
今日のウィーンはとても天気が良くて、空は晴れ渡って暖かかったので気持ちがよかったです。
Naschmarktに初めて行って昼食を食べたのですが、人で溢れていました。風もほぼ無く、テラス席でも全然寒くなかったです。でもまた火曜日あたりから天気が崩れて寒くなり、水曜日は雪が降るかもしれないとか。風邪を引かないように気をつけます。

ネット接続について

私の寮は壁にLANケーブルを挿す端子(ソケット?)があって、事前に貰ったネット接続の案内にはパソコンとその端子をLANケーブルで繋げばすぐにネットが出来る、と書いてありました。しかし寮ではスマホiPadも無線で繋ぎたいので、ホテル用と書いてある小さな無線親機(ルーター?)を日本から持って行きました。ところがこの無線親機、パッケージに"国内専用"と書いてありまして…ただ買ってしまった以上もったいないし、Amazonのレビューを見ていても海外で使っていたと書いている方もいたので見なかったことに。
最初接続をして問題なく使えたので、なんだ全然使えるんじゃんと思っていたのですが、数時間外出をして帰って来たら親機のネットワーク接続のランプが消えていました。あれ?と思ってケーブルを直接パソコンに繋いでみるも"ネットワークに接続されていません"と表示されてしまい、ケーブルを変えたりセキュリティソフトの設定を変えてもどうしてもネットに繋がりませんでした。

管理人にネットに接続できないと言うと「技術者に聞け、俺はわからない。」と言われてしまったので火曜日に寮の技術者(どっちかっていうと責任者に近かった)に "最初はネットに接続出来ていたが繋がらなくなってしまった。ケーブルを3本試し、セキュリティソフトの設定変えたが一向に改善されない。パソコンに直接ケーブルを挿してもネットに接続出来ないので私は端子に問題があるのではないかと思う。確認して欲しい" とメールを送りました。
すると次の日の朝、"確かにあなたの部屋のネットは遮断されてたけど、もう一度Activeな状態にしておきましたよ〜" とのこと。てっきり部屋に修理にでも来ると思っていたので、そんな簡単に直るわけない…と思いながら半信半疑で家に帰りました。パソコンに直接ケーブルを繋いでみるとネットが使える…!テンションが上がって日本から持って来た例の無線親機も使ってみたらネットに繋がる…!これで万事解決!と思ったらまた2時間後に元の状態に戻ってしまいました…

これはもしかしたらこの無線親機のせいなのでは…?と思い、同じ過ちを二度も繰り返した自分を呪いつつもう一度ネットの状況を確認してもらえるようお願いのメールを送り(ちなみに結局二度目に送ったメールには返信が来てません)、おなじみの家電量販店SATURNで新しい無線親機を買ってきました。メールはまだ返って来てませんが駄目元で買ってきた無線親機を繋いでみると、なんとネットワーク接続のランプが光っている…!?これはいける!と思って訳のわからない英語の設定をどうにかやり過ごし、ついに、無事ネットが使えるようになりました!

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今回買った無線親機 形が面白い €36くらいでした

結局その後特に問題もなく使えているので、やはり日本から持ってきた無線親機が原因だったようです。詳しくはわからないのですが、周波数や規格などの問題があるとかないとか…もしも住む寮に有線接続しか無い場合、無線親機は現地で調達するのをお勧めします。

語学学校といろいろ

一昨日から語学学校のIntensivkursが始まりました。なんと同じクラスに日本人があと2人いて無事日本人の知り合いが出来ました!といっても2人は1ヶ月で帰ってしまうそうですが…

クラスは12人で、出身国も見事にばらばら(中にはまだ生後2週間の娘がいる人も)。日本人だけ何故か3人も居て面白かったです。先生もとても優しい方で、ドイツ語の発音もとても聞き取りやすい上に(元々日本の大学のネイティブの先生もオーストリア出身で慣れているからかも)下の方のクラスなので、授業はきちんと理解出来ています。でもやっぱり発言するとなるとヨーロッパ出身の他のクラスメイトにはとてもじゃないけど適わなくて、答えはわかっていたり言いたいことがあったりしても言葉がすっと出てこないので、そこを改善していけたらいいなと思います。
 
初日の授業が終わった後は日本人3人で昼食を食べました。久しぶりに日本語でわからないことを共有したり自分の気持ちを口に出したらちょっとすっきりした反面、2人は1ヶ月で帰れるんだ…いいなあ…と憂鬱になってしまいました。寮に帰ってきてからも、日本の友達にアドバイスを貰いながらネット接続にチャレンジしたけど結局駄目で落ち込んで、それでふっと防音室を覗いたらなんと無いと思ってたピアノがありました!1時間くらい弾いたら結構ストレス発散できた気がします。今度日本からもっと楽譜を送ってもらうことにしました。
 
そして昨日は日本大使館で出生証明書を受け取り、Naschmarkt近くのLili Marktというお店に行ってきました。U4のKettenbrückengasseから歩いて5分くらいのところにある、アジア食品店です。中国の食材がメインなのですが日本の食材も結構売られていて、里芋や山芋、しょうが、しらたき、お米、日本酒、調味料各種なども揃っていました。比較的安めで、お店が広いので見てるだけでも楽しいです。今回はザーサイとお米を買ってみました。
 
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1kgで€2でした
 
もちろんお金を出せばきちんとした品種の物が買えますが小分けだとどっちにしろ高いし、好奇心に駆られてこちらを買いました。そしてダイソーで買った電子レンジでご飯が炊けるという容器を使って実際に炊いてみました。
 
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電子レンジで炊いたお米
 
ネットではあまり評判が良くなかった(確かにすごい水が吹きこぼれてたのとちょっと芯がかたい)けど、普通に食べられます。日本のお米よりちょっとパサパサしてるけど、久々のお米は美味しかったです。今回買った分が終わったらまた次は違うお米を買って食べてみようと思います。
 
 
 

ウィーン 6日目

明日から語学学校が始まるのでゆっくり出来るのは今日まで…やらなきゃいけないことを片付けていました。

 
まず管理室へ行って、無事Quikkarteを入手。値段は€20で€10分はチャージされています。そして部屋のネットが使えない、ということを伝えました。管理人さんはなにやらモニターで確認した後説明してくれましたが、何を言ってるんだかさっぱりわからない。とりあえずパソコンのセキュリティ設定を何とかしろって言っていた気がするので部屋へ帰ってもう一回試してみましたが、やっぱり駄目でした。出来なかったです…と伝えに行くと「それならTechniker(技術者)に伝えてくれ。俺はわからない。今すぐネットを使いたいならStudyroomにwifiが飛んでるからそれを使いなさい」と言われてしまいました。いやTechnikerって誰だよ、どこにいるの、いつ来るの… 以前日本に留学してた知り合いに助けを求めたところ、掲示板とかにTechnikerと連絡取れる時間とかが書いてあるはずだよ!と言われたので探してみましたが見つからず…いつになったらネットが使えるようになるんだろう…(泣)
 
午後は日本大使館に行って在留届を提出するのと、在留許可申請のための出生証明書の発行をしてきました。日本大使館はSchottentor駅のすぐ近くにあって、とてもわかりやすいです。職員さんももちろん日本語で応対してくれて、記入の仕方を間違えまくっても嫌な顔一つせず丁寧に教えてくれました。出生証明書は1通€9で明日の15:00以降に受け取れるそうです。
用事が済んだのでRathaus(市庁舎)、Volksgarten、国会議事堂、ブルク劇場などを見ながらふらふら散歩して、帰りにWien MitteのINTERSPARに寄って持ち切れないほどの食料と洗剤を買って帰宅。

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デューラーの野うさぎのオブジェ
 
そしてとうとう洗濯に初挑戦しました!よくわからないけどとりあえず水温と洗い方(優しく、とか洋服の種類でも指定できます)を指定して洗剤をセット。洗濯機の番号を選択してQuickkarteを機械に突っ込み、支払いが完了したら洗濯機のスタートボタンを押すと洗濯が始まります。日本でも洗濯機なんて殆ど使ったこともなかったので柔軟剤が何かもよくわからないけど(結局買わなかったので入れてません)無事洗濯をすることが出来ました!私の寮は洗濯機と乾燥機共に1回€1です。
 
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Quickkarte

 
乾燥機は使わなかったので今部屋で干しているのですが、100円ショップで買った小さい物干しハンガーが大活躍。持ってきて本当に良かったです。

ウィーン 4日目

*4日目(2月6日)

寮には洗濯室があるのですが、洗濯機は無料では使えません。Waschkarte=Quickkarteというプリペイド式のカードで支払いをします。
このQuickkarteの情報がほとんど無く、銀行で口座を作ると貰える、とか銀行のキャッシュカードがQuickkarteになる、とか聞く人によってバラバラの答えが返ってくるのでよくわかってませんでした。
とりあえず銀行に行かないといけない、と思ったのですが土曜日だし開いてる所なんてあるのだろうか…と思いつつ調べているとGrabenのErste Bankが開いていました。一人で行くのは不安でしたがもう行くしかありません。
そしてもう一つ懸念が…実は私はまだ学生証を持っていないのです。でも口座がないとsimカードのチャージも出来ないし、という訳で代わりにメールで送られてきていた入学許可証を印刷して持っていきました。
 
翌朝、なんとなく寮の入口の貼り紙を読んでいると ''Quickkarteは管理室で買えます'' という貼り紙が!何ですって…!ちなみに事前にメールで送られてきていたpdfにも書いてありました。ははは…
そんなわけでQuickkarteは月曜日に買えば良いことになったのですが、せっかくだし銀行も行ってきました。今回ウィーンに来て初めてのStephansplatz…相変わらず旅行客向けのしょぼい(失礼)コンサートのチケットを売る人がいっぱいです。
Erste Bankに行って、受付にいたお兄さんに口座を開きたいです、と言うと奥に通されて学生用の口座ですか?と聞かれ、更にぺらぺら説明を受ける…よくわからないけどまだ学生証持ってません、入学許可証しかないです、と言うとパスポートと住民登録証明書と入学許可証で大丈夫ですとのこと。書類の記入とかは何も無く、お兄さんが全部パソコンでちゃちゃっと入力してくれて、携帯の電話番号を言ってサインを2、3ヶ所したらあっという間に終わりました。キャッシュカードは一週間後に郵送で届くそうです。
 
一気に用事が片付いたのでHofburgからStaatsoperを通ってシュテファン大聖堂まで歩いて、またマリアヒルファー通りに行きました。シュテファン大聖堂に入ってみたら前回来た時の紫色のライトアップが無くて、雰囲気が全然違って面白かったです。正直紫は無いんじゃないかと思います。

f:id:nyatsumican:20160208031859j:imageシュテファン大聖堂
 
お昼はマリアヒルファー通りのケンタッキーで食べました。私はクリスピーしか食べれないのでクリスピー5個とポテトとジュースのセットを頼みました。が、日本のクリスピーとはえらい違い…全然衣がサクっとしてないし肉もパサパサじゃなくてジューシー…こんなのクリスピーじゃない…(泣)
その後はMuellerで湯たんぽが売ってたので思わず買いました。他にも包丁や手洗い用の洗濯石鹸などいろいろ買い物をして、近所のスーパーに飽きたのでWien MitteのINTERSPARに行ってみました。とても広くて品物も豊富だったので通おうと思います。そして家に帰って料理をしようとしたら電気コンロの使い方が全くわからず、1時間くらい格闘しましたが無事、トマトソーススパゲティを作ることが出来ました。
 
そんなこんなでなんとか生きています。今はとりあえず日本人の知り合いが欲しいです。

ウィーン 3日目

*3日目(2月5日)

3日目はまずMeldeamt(区役所の住民登録課)に行って住民登録をしてきました。住民登録はウィーンに到着後3日以内にしなければいけません。前日管理人さんに教えてもらいながら書いた紙(Meldezettel)とパスポートを持っていざ!

区役所に着くと発券機のボタン(課ごとに分かれてます)を押して、モニターに自分の番号と部屋が表示されるまで待ちます。10分ほどすると私の番になりました。住民登録はとても簡単で、職員の方に書類を提出して登録証明書を貰うだけ。5分ほどで終わりました。
 
次はU-Bahnに乗ってSchottentor駅へ、ウィーン大学のメインの建物の最寄り駅です。実は毎月5日が家賃の支払期限日で、それを過ぎるとペナルティ料金が課されます。しかし私は現地で銀行口座もまだ作っておらず結局国際送金もしなかったので、ポストに入っていた振込用紙を持って恐る恐るBank Austriaの窓口へ向かいました。受付の方に「これを支払いたいのですが…」と言うとあっさり支払えました。それまでの心配が嘘のよう… 
 
その後昼食に焼きそばを買ってヴォティーフ教会の近くのベンチで食べました。お箸の袋に日本語が…!
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こんな小さなことだけど、ちょっとだけ元気が出て次は日本のものを売ってる日本屋というお店へ。
日本屋の扉を開けると、店員さんが日本語で電話をしてて、お客さんにも日本人の女性がいて、とても不思議な気分になりました。食材以外にも日本のものがいっぱい売ってあって、でもやっぱり全部すごい高くて、ポカリスエットの500mlのペットボトルが€5もして、ああ…ここ日本じゃないんだ…って思いました。結局醤油だけ買って帰ろうと思ってレジへ行ったら店員のおじさんが日本語で接客してくれて、そうしたら涙がぶわあって出てきてそそくさと退散…
まだ3日目なのに何言ってんだって感じですが、例年は4人以上いるはずの派遣生が今年は何故か自分ひとりだし、一人暮らしも初めてで料理も洗濯も出来ないし、ドイツ語はおろか英語もろくに話せないのにこんなところに来ちゃって、相手が何言ってるのかもよくわかんなくて、早くも日本に帰りたくてつらい。帰れない。
 
一気に憂鬱になってしまい呆然となりましたが、パジャマを買わないといけないのでとりあえずマリアヒルファー通りへ。マリアヒルファー通りはたくさんお店が並んだ大きい通りで、U2のMuseumsquartier駅からウィーン西駅まで続いています。先輩に教えてもらったPeek&Cloppenburgに行きましたが結局見つからず、向かいのH&Mで買いました。マリアヒルファー通りはBUTLERSやinterioなどかわいいリーズナブルなお店も多くて、人もいっぱいいて活気があるし、歩いてたらちょっと元気になりました。憂鬱になったらマリアヒルファー通りを散歩するの、おすすめです。
帰りに今日こそはきちんとした料理をするぞ!と思っていろいろ食材を買ったのですが、部屋に包丁がありませんでした…まともな食事は明日にお預けです。
 
続く

ウィーン1日目、2日目

ウィーンに着いて5日目です。ようやく生活に必要な物も揃い、落ち着いてきました。しかしながらやはりトラブルに遭遇しまくっているので、今後同じような状況に陥ってしまった方の参考にして頂くべく、今日までの出来事を順を追って書いて行こうと思います。

 
*初日(2月3日)
ウィーンに来るのは二度目なので、空港からS-Bahnに乗って寮の近くのホテルまで、なんなく辿り着きました。しかしS-Bahnは扉から階段が2段あって高くなっているので、23kgのスーツケースを載せるのはとても大変…というか無理でした。中国人の旅行客のおばさんが手伝ってくれました。おばさんありがとうございました。
 
*2日目(2月4日)
寮の入居日だったのでホテルをチェックアウトしてすぐに寮へ行きました。が、管理室はオートロックの入口を入った奥にあります。呼び出しボタンはありましたが何番を押せばいいのかわかりません…入口で途方に暮れていると住人の方が来たので必死に状況を説明。その方が中に入れてくれて、管理室の場所を教えてくれました。
管理人さんは親切にいろいろ説明してくれて「あなたドイツ語ちゃんとわかる?」「あんまり…」と言うとMeldezettel(住民登録表)を書くのも手伝ってくれました。前髪が青くて一瞬びっくりしたけど良い人…入居手数料€80を支払って鍵を受け取り、いざ部屋へ。
が、部屋の鍵が開きません。半泣きでガチャガチャやっていると通りがかりの掃除のお姉さんが開けてくれました…2回左に回した後、ドアノブを手前に引きながら更に左に回すと鍵が開きます。難しい…
 
部屋をちょっと見て休憩してから、T-mobile shopに行ってsimカードを購入(simカードについてはこちらを参照)、その後はIKEAに向かいました。私が行ったのはIKEA Wien Nord。Kagraner Platzからバスが出ているらしいですがそんなことは露知らず、その隣のRennbahnweg駅から徒歩で向かいました。(今調べたら3km弱ありました)お腹が空いていましたがとりあえず先に買い物をしてから入口近くにあるお馴染みのレストランで昼食。そして私はあろうことか、買い物袋を持って入口から出てしまったのです。当然ですが万引きを疑われます。店員が近づいてきて「あなた会計済ませた?レシート見せてくれる?」周囲から注がれる好奇の視線。無事疑いは晴れましたが、これからは気をつけてねと言われました。申し訳ないです…
 
Rennbahnweg駅まで再び歩き、帰りにDonau Zentrumというショッピングセンターへ寄ってSATURNでアイロンとドライヤーを買ってから家へ帰りました。そして家へ帰ってほっとしたのも束の間、朝は使えたネットが使えない…何も無かったことにしてとりあえずスーパーと薬局に買出しへ。帰ってきてからもう一度試してみましたがやっぱり駄目…スマホは使えるし明日もう1回試すことにして買ってきたパスタを茹でました。塩を買い忘れました。悲しい。そしてシャワーカーテンの使い方を誤って水浸し…IKEAで買ったおニューのバスマットはぐっしょり。ダイヤル式の冷蔵庫もよくわからず、レタスといちごが凍りました。つらい。
 
続く

トラブル日和

突然ですがここで現在絶賛進行中のトラブルをいくつかご紹介したいと思います。
 
①BuddyがJapanologie(日本学)の学生じゃない
ウィーン大にはBuddyシステムというものがあり、事前に自分の母語や関心のあることなどを登録しておくと適当な学生同士をマッチングしてくれます。日本人の留学生にはJapanologieを専攻している学生がつきます。普通は。
しかしながら今回私が紹介されたのは、
ロシアベラルーシ出身、哲学科の大学院生と思われる女性、そして
・2010年以降facebookの更新がなく、基本データも記入されておらず何が何だかさっぱりわからない女性と思われる方
の2名。私はドイツ語はおろか英語もろくに喋れないのでつらいです。どうしてこうなった…
追記(2016.2.2) ベラルーシ人のお姉さんからメッセージが来て、日本語を勉強していることがわかりました…!お姉さん優しそう…!
追記2(2016.2.20) 後日別にJapanologieのBuddyが付く旨と、そのBuddyの連絡先がメールで送られてきました。
 
②大学からStudent IDが送られてこない
1月の終わりになったらIDを送ります、とウィーン大の方から伝えられていましたが送られてこないまま気づいたら1月下旬。「 "1月の終わり" と向こうの方が言ったんなら本当の1月の終わりまで来ないだろうね〜」という先生のお言葉通り、昨日ようやく "今から留学生の方々にStudent IDをメールで送りますので受け取っていないという方は申し出て下さい" という連絡がありました。が、Student IDの記載されたメールは届かず…
その後IDが届いていませんという旨のメールを2回ほど送りましたが、返事のないまま週末に突入してしまいました…早く気づいて…
追記(2016.2.2) 昨夜ようやく返事がきました。これで定期が買えます…!
追記2(2016.2.25) 定期はこの段階ではまだ買えませんでした。Studien-/OeH-Beitragというのを払わなけば学修番号が有効にならず、図書館なども利用出来ません。(※参照)
 
③家賃の振込期限がウィーン到着の翌々日
家賃の振込をするにあたって現地で銀行口座を開設しなければならないのですが、そのためには学生証が必要です。学生証は大学のオリエンテーションに行くと貰えます(多分)。しかし馬鹿な私は2月後半のオリエンテーションを予約してしまいました。週に2回開催されているにも拘らず。銀行口座を作りに行くのもそんなにすぐ出来ることじゃないし、その前に生活用品を揃えたり住民登録に行ったりしなければならないので、どのみち5日までに間に合わせるのは厳しいですが…もう国際送金するしかないかなと思っています。国際送金の手続き、審査が厳しいし時間が掛かるしで本当に面倒で泣けます。
追記(2016.2.20) 現地到着後、ポストに入っていた振込用紙を持って銀行に行き、無事家賃を支払うことが出来ました。(※参照)
 
そんなこんなで留学経験者の先輩方にも驚かれるほどトラブルに満ち満ちていますが、明るく、ポジティブに、生きます。
 
 
 
*解決済みのトラブル
④ウィーンに到着した初日は学生寮に入居出来ない
私の住む学生寮は管理室が曜日によって9:00〜11:00か11:00〜13:00までしか空いていませんが、飛行機が到着するのは16:30ごろです。空港まで鍵を届けてくれるサービス(追加料金を払えば学生寮まで車で送ってくれる)を紹介されましたが、€80もかかってしまう上に初日は家電も日用品も何もないので、入居日を1日延ばしてもらい、ホテルに泊まることにしました。
 
⑤クレジットカードを1枚しか持っていない
出発まで2週間を切った段階でクレジットカードを1枚しか持っておらず途方にくれていたのですが、調べたところライフカードは最短3日(番号のみ、カードは後日郵送)で発行して貰えることがわかったのですぐに申し込みました。明日カードを受け取れるはずです。良かった…