Tagebuch einer Katze

とある猫の日記

プラハ - Praha

当初オペラを見てのんびり過ごそうと思っていたOsterferienですが、いろいろあってプラハブダペストに行ってきました。そのことについて書こうと思います。

 

プラハまではウィーンから電車で4時間くらいで、Sparschieneという安価な代わりに列車の変更やキャンセルが不可の切符を使って、往復で€50くらいでした。急に行くことになったので中心部のホテルがほとんど空いておらず、少し離れたところの日本人宿に宿泊しました。朝食に日本食を出して頂いたりバスタブもあって、とても居心地が良かったです。

プラハは中世の街並みが本当に綺麗に残っていて、人の多さも相まってテーマパークに居るような気分でした。せっかくたくさん写真を撮ったので、順番に紹介していきます!


*1日目 曇り時々雨

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芸術家の家(ルドルフィヌム)

 

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芸術家の家横にかかる橋

実はのだめカンタービレのドラマのヨーロッパ編で、芸術家の家(ドヴォルザークホール)でヴィエラ先生の指揮するオペラを観たのだめと千秋先輩が会場から出た後この橋を渡っているシーンがあります。図らずしてロケ地巡りをすることが出来ました!

 

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プラハ東岸、旧市街地区の中心・旧市街広場にある旧市庁舎と天文時計です。とてもかっこいいです。天文時計の仕掛け自体はそんなに…でした。

 

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中央駅の地下鉄ホームです。プラハの地下鉄はホームも車内もきれいです。検札が厳しいと聞いていましたが、結局3日間の滞在中一度も遭遇することはありませんでした。

 

*2日目 曇り時々晴れ

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スメタナホールのある市民会館。アールヌーヴォー様式の装飾が美しい建物です。

 

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火薬塔。市民会館の隣にあります。時間が無くて中は見学できませんでした。

 

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ちょっと路地に入るとこんな感じの街並みになります。この写真の左一番手前にあるお店はマリオネットやおもちゃを扱うお店で、店内もとてもかわいらしかったです。

 

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ヴルタヴァ川にかかるプラハ最古のカレル橋とプラハ城の聖ヴィート教会。カレル橋の上では楽器を演奏している人や似顔絵を描いている人、露店を出しているひとなどがいてとても賑やかです。

 

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カレル橋の西岸側の橋塔。

 

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西岸側の街並みです。奥に見えるのが聖ミクラーシュ教会。

 

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聖ミクラーシュ教会はマラー・ストラナ広場にあるバロック様式の教会で、装飾がとても見ごたえのある教会です。2階がギャラリーになっていて、そこから天井画を近くで見ることが出来ます。

 

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坂をのぼっていくと、いよいよプラハ城です。1枚目は第一の中庭と、奥に見えるのがマチアス門。坂を上りきると街を一望できます。

 

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プラハ城のシンボル、聖ヴィート教会です。ここだけ綺麗に空が晴れてくれて本当に嬉しかった…今まで行った教会で一番好きかも…私の大好きなEnd of Eternityというゲームに出てくる大聖堂のイメージに本当に近くて感動しました。

 

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中は一部は無料で入れますが、奥まで行くにはチケットが必要になります。でも絶対奥まで行った方が良いのでチケット売り場でチケットを買ってから中に入りましょう。一番下はミュシャのステンドグラスです。

 

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ここは黄金の小路という小さな家が並ぶ一角で、現在はお土産屋さんや当時の生活の展示などになっています。手前のN:22と書かれている青い家は昔カフカが住んでいた家です。

プラハ城は本当に広くてまだまだたくさん見どころがあるのですが、どうしても見たいところがあったので泣く泣くそちらへ向かいました。プラハ城のチケットは2日間有効なので、時間があれば2日に分けてじっくり見るのが良いかもしれません。

 

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どうしても見たかったのは同じくマラー・ストラナ地区にあるストラホフ修道院の図書室です。

 

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「神学の間」

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「哲学の間」

入口から中を見るだけで中には入れないのと写真を撮るにはプラス50コルナ必要なのですが、行って良かったです。

 

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ストラホフ修道院近くからの景色

 

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それとこのクルクル巻かれているパンのようなもの。シナモンがまぶしてあって、中にチョコレートが塗られていたり、アイスクリームが入っているものもあります。とてもおいしかったです。

 

*3日目 晴れ

3日目はやっと晴れましたがお昼過ぎには電車に乗らなければならず、あまり観光は出来ませんでした。

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カレル橋の東側の橋塔。

 

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カレル橋。

 

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ちょうどプラハ城を指し示しているみたいになりました。

 

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現代美術館の近くに整列していたペンギン。

 

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西岸から見た東岸。

 

プラハ城も満足に見れなかったしまだまだ見たいところがたくさんあるので、機会があったらもう一度行きたいです。次に行くとしたらチェスキー・クルムロフやクトナー・ホラにも行きたい!

ブラチスラバ - Bratislava

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日帰りでスロヴァキアの首都:ブラチスラバに行ってきました。

ÖBBのブラチスラバチケットというのを使って、往復€16でした。券売機で普通に購入出来ます。ブラチスラバまではウィーンから1時間ほどです。
飛行機にも乗っていないし、東京と小田原くらいしか離れていないのに全く違う言語が使われているのは何だか変な感じで、まだまだ慣れないです。
 
ブラチスラバの街は聞いていた通りそれほど大きくなく、日帰りでも十分観光することが出来ました。中央駅から街の中心部までも歩いて行けます。古い建物が多いので、飽きないです。
 
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しばらく歩くと大統領官邸があります。
 
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Trinity Church
 
この辺りで日本人の団体と偶然鉢合わせして、お土産屋さんで話し込んでしまいました。一瞬日本に帰ったような気分になりました。
 
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ミハエル門。道に迷った時に目印になります。

 
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昔あった城壁に設けられていた門のうち現存しているのはこのミハエル門だけだそうです。


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門の下の地面にありました。東京まで9,142km。
 
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旧市街は石畳も建物もほとんどそのまま残っています。2枚目の奥に見えるのがブラチスラバ城。
 
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旧市街の中心、フラヴネー広場。右から3つ目の緑色の建物は日本大使館です。
 
フラヴネー広場からブラチスラバ城の方に歩いて行くと聖マルティン大聖堂があります。
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中は写真を撮れなかったのですが、ステンドグラスから差し込む光でとても明るい素敵な教会でした。
塔がきれいです。
 
ドナウ川にかかるSNP橋。
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ウィーンではドナウ川はまだほとんど見ていないので、初めて近くで見ました。
 
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ドナウ川の岸辺からだとブラチスラバ城の全景を写真に収めることが出来ます。
 
ブラチスラバ城はケーブルカーなどは無いので自分で坂道を登らないといけませんが、思っていたよりも辛くはないかも… ハイデルベルク城の坂道の方が10倍くらいきついです。
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ブラチスラバ城はまだ再建?途中で、工事中のところも。
お城の中は博物館になっていますがとても広くて見応えがあります。
 
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ブラチスラバ城のある丘から見る景色がとても綺麗でした。
 
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先ほどの聖マルティン大聖堂の裏側には城壁の残りのようなものがありました。
 
そして旧市街から少し離れているのですが、個人的に一番見たかった聖アルジュベダ教会(青の教会)。
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曇っていたのが残念ですが本当に綺麗な色で、内装も可愛かったです。
 
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中央駅まで歩いて戻り、ウィーンに帰りました。
 
ブラチスラバは人がそれほど多くなくて物価も安く、街並みもきれいでとても気に入りました。
是非夏にもう一度行きたいです。
 

オペラ座のいろいろ

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Osterferienが始まりました!大学も語学学校も2週間お休みです、嬉しい!2月中は暇でやることがないと憂鬱になっていたのですが、最近はだいぶ本来の自分(一人大好き、ぐうたら)に戻ってきた気がします。

そんなわけで2週間ぶりに立ち見でペーテル・エトヴェシュの『三人姉妹』を観てきました。授業が17:00まであって並ぶのが遅くなってしまったので、後ろの席でも比較的よく見える(と思われる)Galerieにしました。いつもは席を取ってクロークに荷物を預けたあとは椅子に座ってぼんやりしているのですが今日は少しだけ探検をしてきたので、そのことを書こうと思います。

 

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立ち見の待機列、開演80分前のチケット販売までここで待ちます。2枚目右奥が窓口です。左の方に別に並んでいるのは立ち見優先券を持った方々。

 

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チケットを購入したらParterre、Balkon、Galerieに分かれてそれぞれ並びます。少しすると係員に席まで誘導されるので、マフラーやスカーフを巻きつけたら席の確保は終了です。走ったりする必要は全く無いです。

 

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Galerieのクローク。立ち見も一般席も同じで、料金は無料です。

 

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Galerieの席がある一番上の階は吹き抜けの更に上の階にあるので吹き抜けには面していません。吹き抜けの真上のスペースはクロークと広間になっています。

 

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そして今日初めて知ったのですが、建物正面のテラスに出ることが出来ます!とても良い景色なのでおすすめです!ほとんど人がいないので独り占め出来ます。一番好きな場所になったかもしれません。

 

次は一つ下のBalkonの階、ここは吹き抜けの最上階です。

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オペラ座の吹き抜け部分は階ごとに天井も全く違うのですが、一番上の階は一番簡素です。吹き抜け以外の階段部分も簡素な造りなので、最初は あれ、なんか思ってたのと違うぞ…?ってなるかもしれないです。

 

もう一つ下の階にはゲルストナーというカフェがドリンクや軽食を提供しているスペースがあります。

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ここは立ち見の服装では入れないので入口だけこっそり撮りました。

 

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吹き抜け部分の彫刻もこの階にあります。照明は簡素ですが天井には模様が描かれています。個人的にはこの階の天井が一番好きです。

 

一番下の階は入口を入ってすぐ吹き抜けになっています。立ち見の入口は一般席とは違う場所なのでちらっと横を通るだけになってしまいますがクロークに荷物を預けたあとたっぷり時間があるので、思う存分見ることが出来ます。

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一階の天井は、私が当初持っていたオペラ座のイメージに一番近いかなと思います。

 

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ちなみに舞台の客席部分の天井はとてもシンプルなシャンデリアです。

 

Balkonで2回、Galerieで2回観た感想なのですが、私はBalkonの方が良いかなと思います。主な理由は、

 

  1. 舞台に近い
  2. オーケストラ(特に指揮者)がよく見える

 

の2つです。Galerieだと歌手やダンサーの顔や表情は中々見えません。それからオーケストラの大部分と、指揮者も見えないことが多いです。この2つが致命的な欠点です。

ただBalkonは中央寄りの良い席でないと舞台が見切れてしまいますが、Galerieの場合はほとんどの席から(2列目になってしまっても)舞台全体を見ることができるので、並ぶのが遅くなってしまった時などはGalerieの方が良いと思います。またオペラの場合、歌手は舞台の中央・前方で歌うことが多いですが、バレエだと舞台全体を使うので、奥に行ってしまうとBalkonからは角度によって動作が全然見えない時があります。こういったことを踏まえるとやはりParterreが一番良いのだろうと思います。

 

なんだか最近オペラ座のことばっかり書いている気がしますが、要するにオペラ座が好きなのです。オペラ座の建物も好きだし、大好きで素敵な建物の中でオペラやバレエを見ている時だけは心からウィーンに来て良かったなって思えます。明後日は『海賊』の世界初演なのでとっても楽しみです!早く行って良い席を確保出来るように頑張ります。

あきたこまち

ウィーンに来た当初パスタばかり食べていて、お米を食べてもいまいちぴんと来ず、なんかお米なくても別に平気かも、と思っていた時期がありました。

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最初に買った"ROYAL TIGER すしライス" 1kg €2

ところがこのお米が無くなって新たに買った少しお高めの "はるか" を食べた時に、おいしいお米じゃなかったから食べたくならなかったんだ、と気づきました。はるかを一口食べた時のあの感動…ああ、ご飯ってこんなにふっくらしてて美味しいものだったんだ…ってしあわせな気持ちになって、それからは毎日ご飯を食べています。

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はるか 1kg €2.9

そしてあっという間に1kg消費してしまったので、今日はさらに少しお高めのイタリア産あきたこまちを買ってきました。

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イタリア産あきたこまち 5kg €17.80

普段頑張って節約してるし、自炊してるし、たまにはちょっと良いお米食べてもいいよね…!
それと今日は納豆も買いました。6パックで€6.48…ま、まあ賞味期限を考えながらちまちま食べるし…最近お菓子とかジュースとか、出来合いのサンドイッチとかも買わないように我慢してるし…!納豆は今のところ日本屋以外で売っているお店を知らないので、また時間が出来たらAsiamarkt巡りに行こうと思います。

夜の旧市街


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今日は夜に少しだけケルントナー通りを散歩してきました。散歩というか、StrassenbahnのKaerntner Ring/Operという停留所からシュテファン大聖堂まで行って戻ってきただけですが…

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こちらはお馴染みのオペラ座。個人的に夜の雰囲気の方が好きです。

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夜のケルントナー通りは昼間と比べると人は少ないですが、それなりに賑わっています。

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カプツィーナー教会近くの噴水

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Grabenはもう少し人が少なめ。日曜日の夜なので、空いているお店は飲食店とお土産屋さん以外無いです。

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シュテファン大聖堂はライトアップとかはされていなくて、ぼんやり周辺の光に照らされています。
中ではミサが行われていました。

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実は今週は立ち見に一度も行けなかったので、早速目標未達成になってしまいました…
来週を乗り切ればOsterferienなので頑張って行きます。

オペラ座で立ち見 - Galerie編

今日はGalerieでOneginを観て来ました。
開演2時間半ほど前に並び、Galerieの待機列では3番目。

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今回の席、中央から2番目でした。

バレエなので舞台全体がなるべく正面から見えた方がいいかなと思い、Galerieにしてみました。
Balkonと比較すると少し舞台は遠くなりオーケストラもあまりよく見えませんが、1人あたりのスペースが多少広めです。
こちらも特に不満は無いです。€3で見せて頂けるだけで本当に有難いです。
バレエは基本的に上演時間が短く休憩も多いので、立ち見におすすめです。

肝心のバレエの内容ですがタチヤーナとオネーギンのパドドゥ、特に第3幕2場のパドドゥが素晴らしかったです。Oneginは第1幕2場の、夜の寝室で鏡から現れたオネーギンの幻とタチヤーナが踊る幻想的な雰囲気が好きだったのですが、今日の公演では最後の情熱的に踊る2人がとにかく素敵でした…5日の最終日は予定があって観に行けないのが残念ですが、今日行って本当に良かったです。

3月中は少なくとも週に1回は立ち見に行きたいです。それとWagnerのParsifal(5時間!)をめんどくさがらずに観に行くのを目標にしたいと思います。

在留許可の申請

今日から就活解禁ですね。私は就活から逃げてこんなところに来ちゃったから少し後ろめたいけど、就活生のみんな頑張って、何もできないけど応援してるよ…!
 

そんな中、私は遂に在留許可の申請に行ってきました。申請場所はMA35、Traisengasseという駅から歩いて5分程の所です。

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ウィーン国立オペラ座 - Wiener Staatsoper

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ウィーンに来て初めての国立オペラ座(Staatsoper)の立ち見に行ってきました!

日本にいる時は"オペラ座三昧してやるぞ〜!"と思っていたのですが、いざ来ると気分が乗らないし2月中は語学学校の授業が9:00からだったので夜遅いと辛いしで、1ヶ月近く行かずにいました。本当は今日も行く直前まで迷っていたのですが、大好きなDiana Damrauさんの出ているManonが今日で最終日だったので気合いを入れて行ってきました。
 
国立オペラ座の立ち見席(Stehplatz)は三種類あります。(ランクの低い公演だともっと安くなる場合もあります)
・Parterre:€4、1階平土間の奥
・Balkon:€3、4階席の左右側面
・Galerie:€3、最上階(6階)の奥
 
いろいろブログなどを読んでいるとParterreがお勧めされていることが多いのですが、Parterre3回分の値段でBalkonかGalerieなら4回見れると思うと躊躇してしまいました。BalkonかGalerieか悩んだ結果出来る限り舞台の近くで見たいという結論に至り、今回はBalkonのチケットを買いました。立ち見席のチケット販売はOperngasse側にある専用の入口を入ったところの窓口で、開演時間の80分前に始まります。私は今日開演の2時間前くらいに行ったのですが、既に20人程並んでいました。
チケットを買ったら通路を先に進み、階段のところで係りの人にチケットを切ってもらいますが、1番手前(下手側)の階段がGalerie、中央がParterre、1番奥(上手側)がBalkonです。(間違えてたらあっちだよって教えてくれます。)チケットを切ってもらったら階段を上がって、客席に案内されるまで並んで待ちます。チケット売り場では私の前に20人以上いたのですが、Balkonの列に並んだ時は前から6番目でした。
Balkonの待機列は上手側の階段なのですが席は上手側と下手側両方にあるので、客席への案内が始まったら真っ先に下手側に行くと中央寄りの良い席が取れるかもしれません。私は結局下手側の最前列中央側から3席目を取れました。
 
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私の席から見た舞台
 
ほんの一部だけ見切れていますが、特に鑑賞の際に問題は無かったです。
席を確保したらマフラーやスカーフを巻いて印を付け、クロークに荷物を預けに行きます。
 
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こんな感じ 手すりについてるのが字幕の表示板
 
クロークで荷物を預けていくらですか?と聞いたら"Egal"(いくらでもいいよ)って言われてしまったのでとりあえず€1渡したのですが、いくら渡せばよかったのでしょうか…わからない…あとキャスト表(Besetzungszettel:€0.90)を€1で買うのが通だとどこかで見たのですが、どこで買えるかわかりませんでした…
追記(2016.3.19) クロークは無料でした。
 
Balkonは二列目までなら段差があるので上演までの時間や休憩、幕間など疲れたら座れますが、途中で帰ってしまう人も結構多かったです。Manonの上演時間は3時間ちょっとだったのですがこのくらいの時間が限界かなと思いました。また立ち見席でも字幕がきちんと見れるのはとてもありがたいです。Manonはフランス語の演目でしたが、ドイツ語か英語か選べました。
 
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オケもよく見えました
 
音響についてはあまり気にしたことがないのでよくわかりませんが、私はBalkonのStehplatzに全く不満は無いです。次回はGalerieで見てみようかなと思います。
 
それから服装について。何も考えずにジーンズにブラウスとセーター、ブーツという服装で行ってしまったのですが、帰ってきて他の方のブログを読んでいたら結構ジーンズは駄目って書いてあってショックを受けています。周りも似たような格好だったし特に浮いてる印象は無かったのですが駄目だったのでしょうか…オペラやクラシックコンサートは鑑賞以外の部分の方が難しいです。
追記(2016.3.19) 立ち見の服装はジーンズで全く問題ないです。ランクの低い席だと立ち見でなくてもジーンズ姿の観光客も多いです。
 
オペラ座についての他の記事

オーストリアの銀行と携帯について

ウィーンに来る前、私は日本のSMBC信託銀行プレスティア(旧Citibank)で口座を作りました。カードがあれば日本円の口座から直接ユーロを引き出すことが出来るので、奨学金や仕送りをそこに振り込んでもらっています。このカード、VISAが使えるATMで利用出来るのですが、Bank AustriaとErste BankのATMでは何故か使えません。
 
1,2ヶ月程度ならこのインターナショナル機能の付いたカードで事足りますが、長期滞在の場合、現地での銀行口座開設は必要不可欠です。オーストリアではプリペイド式のsimカードへのチャージ(T-mobileの場合)、大学への支払い、家賃の支払い(銀行で振込みも可能)など、オンラインバンキングでの支払いを要求される機会が非常に多いです。そしてオンラインバンキングを利用する際に絶対に必要なのが携帯電話。オンラインバンキングで支払いをする際はSMSでワンタイムパスワードが送られてきて、それを入力しないと支払いが完了しません。
 
私は日本でもsimフリースマホを使っていたので、それを持ってきてこちらで買ったsimカードを入れています。日本で使っているスマホsimロック解除できるならそれを使うか、駄目なら安いsimフリースマホを買って持ってくるかこちらでプリペイド式の携帯電話を購入すれば良いと思います。私が利用しているのはT-mobileのKLAXというプランで、1ヶ月€15で
・1500分の無料通話
・1500通のSMS利用
3GBのインターネット通信が出来ます。
ただ今日Buddyに教えてもらったのですが、yesss!に€16.99で1000分の無料通話と1000通のSMS、5GBのインターネット通信が出来るプランがあるので、そちらの方が良いと思います。yesss!simカードはBILLAというスーパーなどで買うことができます。こちらはチャージ用のカードもBILLAで売られているので、オンラインバンキングも必要ありません。
オーストリアではsimカードの購入の際契約などは一切必要なく、購入したsimカードを挿して再起動すればすぐに使用出来るので非常に便利です。長期滞在だったら電話番号はあった方が良いと思います。
 
Erste Bankの場合、
・SMSが利用可能な携帯電話(絶対必要という訳では無いかも)
・Meldezettel(住民登録証明書)
・パスポート
・留学先の受け入れ証明
があれば学生証を貰う前でも口座を作れます。Bank Austriaもそれで大丈夫なようですがその他の銀行はよくわかりません。Erste Bankは口座を開設するとその日のうちにオンラインバンキングが使えるようになります。カードと4桁のPINコード(ATMで手続きする際に入力するパスコード、自分では指定できない)は1週間ほどで日をずらして別々に届きます。このカードを使えば、スーパーなどで現金がなくても支払いが出来ます。私はまだ利用したことはありませんが、即日決済のクレジットカードのようなものだと思います。
 

またウィーンの街中にはそこかしこに24時間現金を引き出せるATM(Bankomat)がありますが、日本のATMと違って入金が出来ません。口座に入金するためには支店に行って、Einzahlungと書いてある機械で入金をする必要があります。わからなかったらカウンターに行くと親切にやり方を教えてもらえます。ウィーンでは基本的にファストフード店とスーパーなどの一部の店員さんを除けば親切で優しい方が多いです。

 

洗濯機と乾燥機の支払いに必要なQuickkarteのチャージも銀行で行います。私の持っているQuickkarteのチャージは機械では出来ないので、Bank Austriaの支店に行ってKassaでチャージをしてもらいます。任意の金額をチャージすることが出来ますがチャージをする際は手数料として1回€1取られるので、1度に多めの金額をチャージするのが良いと思います。
 
私は家賃の支払いも銀行でしています。ÖADでは家賃を毎月5日までに指定された口座に振り込まなければならないのですが、前月末になるとポストにZahlschein(=Überweisung, 振込用紙)が届くので、それをQuickkarteをチャージする時と同じようにBank AustriaのKassaに持っていけば簡単に支払いができます。手数料が多少(€4, 5程)かかりますが自分で何も記入する必要がなくて楽なので、今の所振込用紙を使うことが多いです。

ヴォティーフ教会 - Votivkirche

毎日横を通っていたのですが14:00からしか開いておらず、今まで行く機会の無かったヴォティーフ教会に行ってきました。

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ヴォティーフ教会はHeinrich Freiherr von Ferstelの設計により1856年から1879年にかけて建設された、ネオ・ゴシック様式の教会です。現在修復中なので、一部覆われています。

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建物に入るとまずシャンデリアに心を奪われます。

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ステンドグラスが非常に多くて綺麗ですが、ステンドグラス自体にはあまり美術的な価値は無いそうです。

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シュテファン大聖堂と比べると装飾が少ないなという印象を受けます。あと人が少ないので、教会の荘厳な雰囲気が好きな方にはおすすめです。

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夕陽に照らされていたのが綺麗でした。